裏の厨房で反省してます

許して アタシのでたらめ人生

キッチンの仕事って、職人仕事

昨夜は、明治通りの方が騒がしかったわ。
酔っ払いが盛り上がってたみたい。

新宿に住み続けるコツは、音と光を気にしないことよ。

この前、いきなり、近所に屋外看板が設置されたの。
夜になると、煌々とライトアップされるのよ。
部屋にも光が入ってきて、あたしの枕元まで明るくなったのよ。
ビックリよ。

朝おきるために、カーテン開けて寝てるんだけどね。
どうにも、まぶしいのよね。

しょうがないから、満月が10個出てる、って思うことにしたわ。
あたしは、月が10個見える星の女王様、って設定よ。

うむ、苦しゅうない。

 

昨日もね、居酒屋厨房のバイトに行ってたんですが。

まかない当番は、金髪バイトのキッチン男子・天使くん!

わーい!

お好み焼きだったよーん。


広島出身の天使くんが作るお好み焼きは、みっちりと固め。
豚も蛸も入ってて、歯ごたえも充分。
卵を薄く焼いて、その上に焼いた生地を乗せて、ギュって押してた。
その辺が、天使くんの広島っぽいオリジナルテクニック!


昨日は、仕込が早く終わったので、
あたしは、のんびりと天使くんがお料理をするのを眺めました。

 

手早く、リズミカルに作業をする天使くん。

 

卵を割り入れるのも、フライパンを振るのも、
ソースやマヨネーズをかけるのも、途切れない流れるような動き。

 

どんどん、ご馳走が出来上がっていく様子にワクワクして、
手伝うのも忘れて、ずっと見惚れていました。


もうねー。

たまに、こういう時間があるから、厨房のお仕事が好きです。


料理の仕事っていうか…
職人さんのお仕事っていうのかな。

そんな仕事ぶりを、すぐそばで見ていられる。


あたしが前に働いていた、作家の事務所の先生も、やっぱり職人でした。

あたし自身は、著作物を映画やグッズにするための事務の仕事をしてたけど、
先生は、そういうビジネスには全く興味がなくて、
作品を作ることだけに値打ちを置いているようだった。

あたしも、先生が描いている様子が好きだった。

 

著作権ビジネスは、刺激的でやりがいのある仕事ではあったけど、
一番、満ち足りて幸せなのは、先生のそばに座って、
先生が描いているのを見ていることだった。

手を動かして何かを作ることを、すごく尊い、って思えた。

先生はお酒浸りで、めったにペンを持つことはなかったけど。

 

そんなこともあって、
あたしは、商売人よりも、職人さんに敬意と憧れを持ってます。


とりわけ、
厨房で働く人、お料理を得意とする人、が好き!


キッチン男子たちが料理している様子は、本当に魔法みたいだよ!
魔法使いが作ったお料理、みんなに美味しく食べて欲しいー!


今日もバイト頑張ります。
土曜日だから、仕込み地獄だあぁああ。