裏の厨房で反省してます

許して キッチン男子

おばさんバイト、あたしの居場所

 

ちょっとー!

「仕事ができないおばさんの居場所」で検索してここに来た人ー!
正直に手を上げてー!

仕事ができないおばさん全日本代表、富士子(45歳)です。

ようこそ、「裏厨」へ。

きっと、藁をもすがる思いで、友を探すネットサーフィンの旅に出られたのでしょう。
たどり着いたあなたに、勇気と自信をプレゼント!

 

 

この前ねー。
バーのバイトでねー。
衝撃の予告があってねー。


あたしのバイト先のバーは、新宿ゴールデン街にあるんだけどね。
一昔前は、出版系とか映画製作系の暴れん坊が棲息する、
お店も客も、とんがってた街なんです。

一見さんはお断り、お客が独りもいなくても、
「は? 初めて? 満席だよ」
って、くわえタバコの掠れたマダムに追い返される、っていう、
商売っ気はないけどプライドはある、なかなかシビアで愉快な街だった(らしい)。

ところが!
最近は、一見さんもウェルカムの、話のわかる街になってきたらしいんです。
ま、この不景気ですし。それはいいんですけどね。

 

「富士子さんって、誕生日はいつでしたっけ?」って、ママが。

「11月です」

「あらー、あずさちゃん(22歳)と重なるわねえ」って、ママが。

「お客さんが困るわねえ」

「二人、一緒にやる?」って、ママが。


ちょ、ちょっと。一体何の話ですか?


「ボトル、どれくらい空くかしら?」

「富士子さん、がんばって」って、ママが。


は? 祝えと? お客さんに祝ってもらえ、とな?

「まあ、稼ぎ時ですからね、誕生日」って、ママが。


なんじゃそりゃー!!
ゴールデン街って、そんなイベントやってんのかー!?
キャバクラじゃねーかっ!

 

もうねー、往年のゴールデン街のプライドはいずこへ?
って話ですよ。
誕生日にボトル開けるとかって、もう、なんの、どこの、ノリなの?


「今は、働いてる若い子も多いし。けっこう誕生日やるんですよ」
「まあ、富士子さんだって、頼めば空けて貰えるかもしれないし」


って、頼まなきゃダメなのー?! マジかー?!

 

ってかさー。
あたしをいくつだと思ってんのよ。
45歳真っ只中ですよ。

次回の11月で46歳ですよ。
誰が祝いのシャンパンなんか開けるかよっ!!


そもそも、客なんて一人もいねーっつーの!!

4時間待ち続けて、一見さんお一人様がやっと。
って、あんた、知ってんでしょーが!(あんた=ママ)


「去年ね、メイちゃん(20歳)が半年で誕生日迎えてね、結構ボトル空けたのよ」
って、言われてもねえ。

あたしは、メイちゃんではありません。

そもそも、あたしは妖怪枠だったはず。
妖怪には、誕生日なんてないはず!


もうねー。
生きて辱めを受けるべからず。ってねー。

ボトルを頭で勝ち割るショーとか、やっちゃおーかなー。
で、自分で飲んじゃうの。

待ち続けて辱めを受けるくらいなら、突撃していこうかと。


まさかねー。
そんなショーアップなバースデーを迎えるとはねー。
想定外だったけどねー。


「仕事ができないおばさんの居場所」けっこう、シビアです。

検索してココに着たあなた。
勇気が出ましたか?

置かれた場所で咲きなさい。
あたしよりは、ずっとマシでしょう。


もう、ほんっと、どうなの、あたしの人生!!