おばさんバイトは、しつこく凹む
冬です。
ガスストーブが大活躍ですよ。
ガス代が心配ですよ。
この一ヶ月、凹んでいた富士子(ギリギリ45歳)です。
凹み理由その2
ふと気が付いたら、フリーター生活も2年目を迎えていました。
居酒屋バイトを始めたのは、去年の10月末。
もうね、1年以上経過したってことですよ、ええ。
それなのに…。
未だに、椎茸や獅子唐を串に刺す毎日。
イベリコ豚をカットするのに秤を手放せない毎日。
スモークのこげ具合が安定しない毎日。
ない。
なさ過ぎる。
何がないって、のびしろが、よ!!
キッチン男子の天使くん(34歳)に、
「富士子さん、もう1年経つんッスか?」って、若者口調で言われて、
「そうッスよ。もう一年も、椎茸の串打ちやってるんッスよ」って、
せいいっぱい口調を真似て答えたんだけど、そこはスルーした天使くん。
「飽きますよね、いい加減。ほかの事やりたくないですか?」
って、図星なことを言ってきてねー。
「やかましーわ!」
って、強気に言えれば良かったんッスけど…。
「しょうがないです。あたし、手が遅いし。
最初は料理長も、今は慣れていないから遅いだけでそのうち早くなるから、
そうしたら段階を踏んで次のことを、って言ってくれてたけどけっきょくそのままでいちねんもたっちゃってあたしにのびしろがないんですしかたがないですもうとしだし」
って、すんげー湿っぽい言葉がツルツル出てきちゃって、秒速で自己嫌悪!
なに?
なんなの、この重たい感じ! やな女!! ひとりでやってなさいよ!
ああああ、恥っさらし!
実際、いまだに、自分の担当以外のことは把握できてなくて、全体の流れがわかってないです。営業時間に働いていないから、お料理の完成形も殆ど見たことがないし、業者さんから届く食材や調味料も、何に使うのか完全には把握していない。冷蔵庫のものの置き場も、わからないものがある。
そんなていたらくで「Facebookは周一で更新したい」って言っても、
当てにも頼りにもされないわけよね…。
頭でわかってても、「よっしゃ、覚えるぞっ!」ってならなくて、
「なんかもう、あたしって所詮そんなもん」って思っちゃってる…。
記念すべき2年目突入なのに、前向き思考がすっかり途絶えてる富士子(45歳)。
週明けには46歳を迎えるのに…
大丈夫か?!
明日もバイト、がんばります(定型文)。