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裏の厨房で反省してます

許して キッチン男子

バイトに挑戦 42歳

 

この中で、会社クビになったことある人、手を上げてー!

 

はーい!

富士子です。

おかげさまで絶賛無職中。

 

 

半年以上たっても、次の仕事が決まりません。

それなりのコネを駆使して面接行ったんですけどね、見事に砕けました。

 

今まで当たった会社は、

「キャリアは申し分ないんですけど、ちょっと年齢がネックになって…」

「職歴はうちにぴったりなんですが、ここだけの話、男性を探してるんですよ…」

って、年齢だの性別だの、私にはどうしようもない理由で断られたんだけど、

これって、なんつーか、実は傷つかない配慮、ってやつ?

会社クビになったって、ばれてんのかなー?

 なんかもう、違う世界で羽ばたけ、っていうお告げかなー。

 

 

そんなわけで、履歴書や職務経歴書が要らない世界がいい!

と思って探したらありました。

 

*居酒屋

*11時~23時で4時間以上勤務OK

*キッチン、ホールいずれか

*学生、フリーター歓迎

 

最後が、ちょっと気になりました。

あたし、44歳だしね。これからフリーターになれるかどうか微妙、ってね。

 

思い切って電話してみたら…

担当に変わります、っつったきり、誰も出ない。

 

なに? どういうこと。 やっぱダメ? ここもダメっすか。

44歳って、ばれてんのかなー。

もう、切っちゃおうかなー。

 

って思ったら、やっと男の人が出た。

 

「飲食業は未経験なんですけど」とか

「月~金で働けます」とか

「昼間だけでいいですか」とか

基本的な質問のあとに、例のことを聞いてみた。

 

「年齢制限とかって、ありますか」

 

まあ、ゲーム買うときとか、映画観るときも、年齢の縛りってあるよね。

子どもがいれば、その辺確認するよね。

そんな感じで、さらっと聞いたわけね。

あるのか、ないのか、あればいくつなのか、って辺りを知りたくってね。

 

「え? 特にないですけど。おいくつなんですか」

って、まさかの質問返しされちゃってね。

 

「え? 42歳です」

って、まさかのサバ読みしちゃいました。

2歳だけ。

意味あんのか、これ。

 

それでも、翌日には面接してもらえることになりました。

20年以上ぶりのアルバイトです。

キンチョール

 

 

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ちょっとまじめな話を。

あたし(44歳女性)の転職活動は結構厳しいものでした。

この15年間、漫画業界で働いてきました。何かのプロフェッショナルとして職歴を積んでいれば求人はあるのでしょうが、一般事務の延長として在籍していた会社や業界のもろもろをこなす、という働き方をしてきたので、長年の経験があっても、職務経歴書に書き込めるような資格はありません。転職サイトにいろんなパターンの職務経歴書の見本があるので、何とか書けたとしても、そもそも、狭い業界での職歴しかないので求人自体が見つからなかった。派遣での募集は多少あったけど、未経験でも若い人が求められるので、15年もの経験はむしろ不要、年齢的にアウト。職歴そのままでなくても、多少別の業界にスライドして探す、という手もありましたが、成長の余地のある人材を求む、って条件が多くて採用枠は30代まででした。

一方的な解雇をされたという精神的なダメージが大きくて、死ぬ気で探すぞ、という積極的な意欲を持てなかったのも敗因だったかも。まあ、これが一番大きいかもしれないです。

 

そうなって初めて、考え方、というか、気の持ちようを変えてみることにしました。

社会に出て働き始めて、26年。この経験は、どんな仕事についても無駄にはならないはず。限られた過去の経験にこだわるより、全く違うことに飛び込んでみよう。クビになって初めて、一日中自由で将来も予定がない、という時間を過ごして、暮らしを楽しむ余裕ができたのも幸いでした。時間を確保しながら、残りの人生を味わうような働き方をすればいいや、と。ちょっと気楽に構えることにしました。

 

もともと、沢村貞子の随筆や幸田文の台所を描いた小説が好きだったので、お料理には憧れがありました。死ぬまでに一度、お料理するところで働いてみたいなあ、と漠然と夢見ていたので、いいチャンスでもありました。

とはいえ、ブラックでハードと言われる飲食業。

時間換算すると、今までの三分の一以下の時給。

それなりに裁量権のあった立場から、ただのパートのおばちゃんへ。

お財布事情や自尊心のありようなどが、どのように変わっていくのか、自分でも楽しみです。なーんて、余裕かましてられるのは今だけか?

 

転職活動の果てに選んだバイト生活。とにかくチャレンジしてみます。

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