物忘れが激しくて
寒いっすね。師走も半ばですよ。
なんだかんだ、実は居酒屋バイトも二ヶ月目に突入してる次第。バイト初期の激動の日々は、おいおい懺悔するとして。
今日もしでかしました。
この時期、宴会の連続なんですね。コース料理の予約が満杯。で、串焼き盛合わせ、っていうのがコースに出てくるんで、大量に仕込が必要です。
仕込みメモ(何となく富士子担当)を見ると、
「椎茸・獅子唐・アスパラ・エリンギ・イベリコ豚・バラ肉スモーク・たくあん・ポロ葱」怒涛のラインナップ。
んだけど、イベリコ豚さん、椎茸さん、獅子唐さん!冷蔵庫にも冷凍庫にも見当たらないよー。串焼き担当キッチン男子に、報告しなきゃ!ちなみに、今日の担当は、ルドルフ(推定34歳)。
って、よく考えたら、今日、八百屋さんから届くんだった。んじゃ、あるもので仕込みを始めましょ!なーんて、ベテラン主婦のようにとっさに判断して、目の前のポロ葱に取り掛かりました。
これ、1.5センチ幅に均等にカットしていくのって、結構難しいのよ奥さん。包丁だって、プロ仕様。肘くらいの長さがあるのよ。使いにくいったらありゃしない。でもまあ、そこはやっぱり経験ね。今日は結構調子いいわ!
って、ほいほい仕込み進めて、八百屋さんが持ってきた椎茸も獅子唐も、ばっちり串に刺してバットに収まって、やれやれ、ってタイミングで、ルドルフ(推定34歳)が、
「富士子さん、冷凍庫からイベリコ豚持ってきてください」
あら?
えっと、報告しようかと思ってたんですけど、あの…。実は在庫なくってですね…。
「串焼き用のモツって、どこにありますか」
って、あー…。冷凍庫です.....。解凍してません…。
「富士子さん、上がる時間ですよね」
まー、そうみたいッス…。
「やっときますね」
も、申し訳ありません…。ちなみに、たくあんカットもまだでした…。
居たたまれなさのあまり立ち尽くすあたしに、ルドルフ(推定34歳)が、
「イベリコ豚、冷凍庫にありましたよ」「入って左のかごに、いつも入ってますから」
って、もうね。
「イベリコ豚とベーコンは入って左のかご」って、かれこれ6回くらい聞いてるのね。
まだ覚えてないのか、って話でね。
ルドルフ(推定34歳)、まかない食べる時間を削って、仕込みやってくれました。
ごめんなさい。
明日も頑張ります。